桜の開花予想が発表されましたね。
今年は東京で3月15日をスタートし、それに続いて東日本、西日本と続き3月末には
東北方面南部に開花前線が到達する予想となっているようです。
皆さん、七十二候(しちじゅうにこう)という言葉をご存じですか?
日本の1年を72等分して季節それぞれの出来事をそのまま名前にし、約5日ごとに移ろう季節を言います。
少し前だと3月5日~9日の「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」です。冬ごもりをしていた生き物達が春の陽気を感じて姿を見せてくれる時季です。
ちょうど今の時季の3月10日~14日までを「桃初笑(ももはじめてさく)」と言います。桃のつぼみがほころび始め、花が咲き始める頃です。昔は花が咲く事を「笑う」と言っていたそうですよ。なんて素敵な表現!
そして例年桜が咲く頃の3月25日~3月29日までを「桜始開(さくらはじめてひらく)」と言います。
桜には数百種にもおよぶ品種があると言われています。
これを大きくわけると山野に自生している「野生種」と品種の改良をして作った「園芸種」があります。代表的な桜のソメイヨシノは園芸種で「オオシマザクラ」と「エドヒガンザクラ」の交配によって誕生しました。
野生種は花付きが多く、開花時期が短命なのでより多くの人をこの桜にひきつけたのかもしれません。
先日兄がラインで「寒緋桜(かんひざくら)」「河津桜(かわずさくら)」の写真を送ってくれました。いわゆる「早咲き桜」「野生種」と呼ばれる桜です。
ソメイヨシノは例年3月上旬~4月下旬にかけて日本中を彩りながら駆け巡る桜ですがこれに対して寒緋桜、河津桜、あたみ桜などは1月~3月に咲きます。1月の厳しい寒さの時季に桜を見る事ができると少し心が温まりますね^^
桜は割と1年を通してどこかで咲いているそうですよ。
最後に桜全体の花言葉をご紹介します。
精神美
優美な女性
純潔
です。
心配が尽きないこの頃ですが、せめて春の訪れに喜びを感じて桜を愛でる心持ちは忘れないでいましょうね。